2005年03月11日

ノート

【ノート 香りの揮発速度】

精油は分子量が大きいほど揮発速度が遅くなる。
(軽)モノテルペン<セキステルペン(重)

トップノート>柑橘系、ティーツリー、ペパーミント、ユーカリ
       ラベンダー、レモングラス

トップ〜ミドル>クラリセージ

ミドルノート>カモミール、ゼラニウム、ネロリ、ブラックペッパー
       スイートマジョラム、メリッサ、ローズマリー

ミドル〜ベース>ローズ、イランイラン、ジャスミン、サイプレス、
        ジュニパー、乳香

ベースノート>ベンゾイン、ミルラ、サンダルウッド、パチュリー、
       ベチパー

[パウチャー指数]
イギリス人パウチャーさんが出した精油の蒸発継続時間の実験数値。
臭覚で感じられる香りが100日を継続する精油、パチュリなどを定数
100とし、1日以内に蒸発する精油は定数1と定めた。これをもとに
1〜14までをトップノート、15〜60までをミドルノート、61〜100
までをベースノートとした。

ケモタイプ(CT)
植物の学名が同じであっても、遺伝的または環境的に構成成分の比率が
大きく異なるものをいう。(例:ローズマリー)
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精油の製造方法

【精油製造法】

1)水蒸気蒸留法
  原料植物に水蒸気を加えて植物の細胞より芳香物質を分離抽出する方法。
  (多くの芳香物質の沸点は150〜300度付近)

短所>低沸点、高沸点化合物などが抽出されにくい
   水溶性芳香物質の抽出が困難。酸素や熱に弱い成分も品質の
   変化を起こしやすい。


2)圧搾法
  柑橘系の果皮、果実など。比較的分子の大きな天然色素類
  ラクトン類(光毒性関連のフクロマリン系物質)なども抽出される。

3)油脂吸着法 ー不揮発性溶剤抽出法ー
  伝統的(古い)手法。精製した油脂(牛油、豚油など)に植物の
  芳香物質を吸収させ、芳香物質を含んだ油脂(ポマード)をエタノール
  処理して芳香物質を取り出す方法。
  冷浸法(アンフラージュ)
  温浸法(マセレーション)

  ※現在ではジャスミンなどの抽出がごくわずかに行われているだけ。

4)揮発性有機溶剤抽出法
  植物を有機溶剤(石油エーテルなど)に溶かし芳香物質を抽出する
  方法。熱に対し不安定な成分を含んでいる植物に有用。
  芳香成分を含んだものをコンクリートと呼び、コンクリートに
  エタノール処理を行って芳香物質を取り出す。
  例>ローズAbs.、ジャスミンAbs.、ベンゾインRes.

  コンクリート、アブソルート、レジノイドと呼ばれる

5)超臨界流体抽出法
  液化ガス(二酸化炭素、ブタン)を超臨界状態におき、芳香物質を
  抽出する方法。従来の方法より微細な領域(特に低沸点)の抽出が可能。
  熱による物質の変化も防げる。
  二酸化炭素の臨界点が一番吸収率がいい点なのだ。

【成分調整】

分留(分別蒸留)
1)脱フクロマリン行程(ベルガモットなど)
  光毒性のある成分を取り除く

2)脱テルペン行程(柑橘系)
  リモネンを抜く…揮発性が非常に高いので香水用にリモネンを抜く。
          精油はそのまま


【劣化】
保存期間が長引くことや、保存条件が不十分なものに生じやすい。
劣化の3大要因>・大気の中の酸素→酸化
        ・
        ・

レモンなどテルペン類を多く含有した精油は酸化しやすい。
成分:リモネン、ピネンなど
熱と光で酸化はスピードアップ!

酸化後精油は皮膚感作性が出るようになる場合がある。
抗菌作用が非常に弱くなる。

精油を開封後は1年以内に使い切る。
冷涼な場所で保存する。
劣化しやすいものは購入後6ヶ月以内。
posted by ハチヲ at 16:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 精油学総論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

精油について

【精油とは】

特定の芳香を持つ植物を原料とし製造。主に炭素、水素、酸素などによってこうせいされた揮発性有機化学物。
植物が生成する二次代謝産物。
原料となる植物が生育した土地、気候、収穫時期などによって芳香・成分は変化してくる。
どんな植物にでも存在しているわけではない。
※油脂とは異なる物質である

一次代謝産物…光合成などによって生み出した炭水化物、蛋白質など。
二次代謝産物…一時代謝産物を原料に作られた物質(精油やアルカロイドなど)。

アルカロイド…窒素を含む植物の化学物質。人体に強い生理的影響を及ぼすものが多い。(ニコチン、カフェイン、モルヒネなど)

【精油の共通作用】
ひとつの精油の中に100以上もの化学成分を含むためその作用や効果も
多様になってくる。
1)心理作用(鎮静、催淫など)
2)生理作用(食欲増進、利尿など)
3)薬理作用(抗炎症、鎮痛、鎮咳など)
4)抗菌作用

【芳香物質の分泌部位】
植物の表面…葉などの腺細胞など
植物の内部…種子、果皮、根、表皮などの内部にある油細胞など

<花>イランイラン、ネロリ、ローズ、カモミール、ジャスミン
<花と葉>クラリセージ、メリッサ、ラベンダー
<葉>スイートマジョラム、ゼラニウム、パチュリ、レモングラス、
   ティーツリー、ローズマリー、ユーカリ、ペパーミント
<葉と果実>サイプレス
<果実>ジュニパーベリー、ブラックペッパー
<果皮>スイートオレンジ、グレープフルーツ、ベルガモット、レモン
<樹脂>フランキンセンス、ベンゾイン、ミルラ
<木>サンダルウッド
<根>ベチパー

【精油の特性】
・芳香性
・揮発性(分子が小さいので飛びやすい)
・脂溶性(油脂に溶けやすい)
・可燃性
・濃縮物
・多様性(多種の物質で構成されているので多様な特性を示す)
・軽比重(ほとんどが水より軽く混和しない 例外:グローブなど)


※しつこいようだが、油脂ではない

<参考:偽和されやすいもの>
メリッサとレモングラス
ローズとマルマローザ、ゼラニウム
ネロリとプチグレン
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2005年03月07日

Pepermint

学名:Mentha piperita (別名:西洋はっか)
科目:シソ科
種類:草本
香り:トップノート
抽出:水蒸気蒸留法
部位:葉
産地:アメリカ、イギリス、フランス

ポイント
・少しの使用で十分な精油。
 蒸気吸入法での使用は避ける
入浴剤としては体を冷やすので注意。
スキンケアとしては刺激が強い

<主要成分>
メントール(モノテルペンアルコール)
      中枢神経系刺激作用、緩和な刺激性を示す。
メントン(ケトン類)ケトン類は肝臓の代謝に耐性があるので体に
          残る危険性もある。→肝臓毒性の疑いもあり
          中枢神経系毒性
         (アロマテラピー程度の使用濃度では問題ない)
          
1.8シネオール(オキサイド類)別名:ユーカリプトゥール 去痰、防虫

<作用・適用> 消炎、鎮痛、鎮痙、消化器機能促進、中枢神経系機能亢進
        眠気、IBS、偏頭痛、花粉症、防虫

<備考>
繁殖力が強く種類もたくさん有る植物。さわやかな香りは
思考能力をアップ、消化器系機能を促進させる。
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Rosemary

学名:Rosmarinus officinalis
科目:シソ科
種類:木本(低木)
香り:ミドルノート
抽出:葉
部位:水蒸気蒸留法
産地:フランスチュニジア、スペイン

ポイント
・たくさんのケモタイプ(CT)がある。
 cinalis(シネオール)=チュニジア 
 verbenone(ベルベノン)=フランス
 camphor(カンファー)=スペイン

<主要成分>
αピネン(モノテルペン炭化水素)
     森林浴的効果、抗菌、殺菌
     酸化してしまうと皮膚感作性有
カンフェン(モノテルペン炭化水素)うっ滞除去
ミルセン(モノテルペン炭化水素)肝機能強化
1.8シネオール(オキサイド類)去痰 使用濃度注意 喘息は発作を誘発する場合有
カンファー(ケトン類)多量摂取に注意→吐き気、めまい、錯乱、痙攣、昏睡
           などを引き起こす。皮膚と粘膜から容易に吸収される。
リモネン(モノテルペン炭化水素)消化器系機能促進

<作用・適用>
神経の明晰化(集中力アップ)、血液循環促進、利尿、抗酸化、老化防止、
肝臓・胆嚢機能促進、便秘、肩こり、筋肉痛、腰痛、リウマチ、痛風予防
スキンケアヘアケア

<注意> 妊婦、癲癇、高血圧の人への使用は注意

<備考> カンファー成分が少ないことから一般的には
     チュニジア産のものが使用される。
posted by ハチヲ at 11:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 精油 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Orange Sweet

学名:Citurus sinensis
科目:ミカン科
種類:木本
香り:トップノート
抽出:圧搾法
部位:果皮
産地:イタリア、イスラエル

ポイント
・柑橘系の特徴としてトップノート、果皮からの圧搾法だということと
 光毒性の問題などがありますが、Sweet Orangeに光毒性はない。
・冷えきった心と体を温めるイメージ→緩和作用、うつ的傾向
消化器系機能亢進作用(食欲不振)

Lemonはリフレッシュに
Orangeはリラックス

<主要成分>
リモネン(モノテルペン炭化水素)
      柑橘類精油の主要成分、シトラールの感作性を抑制、
シトラール(アルデヒド類)眼圧の上昇を引き起こす→緑内症患者には避ける
      不安定で酸化しやすい。
ネロール (モノテルペンアルコール)
リナロール(モノテルペンアルコール)鎮静、抗菌

<注意> 比較的劣化が早い

<備考> 油を落とす力があるので手作りのクリーナーなどを
     作る時におすすめ
posted by ハチヲ at 10:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 精油 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

あと1週間

海外に住んでいるため、3月末のアロマインストラクター試験のために
来週日本に帰る。

で、帰ったら1週間は勉強する時間がないので
今度の日曜までに試験勉強の復習を終えなくてはならない。

正直、焦って来た(苦笑)

自分なりにまとめたポイントを復習がてら
書いていきたいと思う。
posted by ハチヲ at 10:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする